海外生活が長くなればなるほど『やっぱり海外って良いよな〜!』と思う反面、『ハァ。これだから海外は、、、』と思うこともあります。
前回は、日本の良いところ・悪いところを紹介しましたが、
今回は日本を出たからこそ気づいた海外の良いところ・悪いところを紹介します。
※今まで住んできた国はヨーロッパ、北米、アジア、オセアニアと30カ国以上です。なので、この国!と絞らず「海外全般」の良いところ・悪いところを書いていきます。
『日本とどんなところが違うの?』
『海外のいいところってなんなの?』
『海外に住む魅力は?』
などよく聞かれるので、こういった疑問を持っている方や、海外に興味のある方へ参考になれば嬉しいです。
ちなみに日本の良いところ・悪いところはこちらで解説しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね!
日本を飛び出してから、もうかれこれ10年以上経ちます。アジア、北米、ヨーロッパ、オセアニアと30カ国以上の国を旅して、生活してきました。 そこで今回は、海外に住んで気づいた日本の良いところ、悪いところを紹介します。[…]
海外の良いところ
自由
固定観念、世間体、周りの目とかなんにも関係なく楽しめる。
なにをするにも
なにを着るにも
なにを愛するにも
決めるのはすべて自分で、自由なのです。
多様性がある
海外は日本と違って、多くの移民を受け入れている国もたくさんあるので多様性に富んでいます。
もちろん多様化や移民を受け入れることは賛否両論あるとは思いますが、人種、文化、宗教など、何もかもが違う環境での生活はかなり貴重です。
固定観念から解放されてより視野が広がります。
野菜・果物が安い、しかもバラ売り
日本は野菜や果物は高いので安売りの時はラッキーですが、海外は安くてしかもバラ売り!自分の欲しい分だけ買えてとっても有難いのです。
いつか日本もセルフの量り売りになれば嬉しいなぁ〜なんて思っています。
親切
・レディーファースト
・重い荷物を持ってくれる
・声をかけて助けてくれる
日本も親切ですが、海外は日本とはまた違った親切さがあります。
ちなみに「声をかけて助けてくれる」について。
英語圏じゃない国での生活は、文字も読めない、英語も通じない環境なので、買い物に少し苦労します。
そんな時、ほとんどの国で通りすがりの人たちが「何かわからない事ある?助けましょうか?」って言ってくれる時はめちゃくちゃ嬉しいです。
キス・ハグの習慣
素晴らしい習慣だと思います。
武器を持っていない証拠だとか、後悔しないためのスキンシップだとか、由来や理由はいろいろありますが、キスやハグは人の温かみや愛が伝わってきますよね。
日本もめちゃくちゃ久しぶりの時と、しばしのお別れの時くらいは、キス・ハグが習慣になればいいな。
国土が広い
国土が広いってだけで、こんなに気分が違うんだと実感しました。
日本は人口が多いので、やっぱりどこか窮屈に感じてしまうことがあるのですが、海外はとっても開放的です。
家の天井は高いし、道は広いし、公園は大きいので、ギチギチせず広い空間でのーんびりゆーっくり過ごせます。
夏が最高
どこの国も夏は暑いけど、海外はカラッとしていて日陰に行くとうたた寝するくらい気持ちいい。
日本のジメジメ・ベタベタは皆無。
環境保護や自然・資源に対する姿勢
・水の節約
・プラスティック類の使用を控える
・エコバッグやタンブラーを使用するひとが多い
・「ぱなし」の無駄使いはしない
これらは、海外ではけっこう当たり前です。
日本も画期的で技術が優れていますが、海外との大きな違いとして、国民の一人一人の意識や行動が日本より断然上だと感じました。
学費が安い
大金をかけずに学校に行けて、いろんな事が学べるのは本当に良いと思います。
日本は高すぎ。学びたくても学べない人が多いです。
悪いところ
物が壊れやすい(家電、水回りのものなど)
とにかくなんでも壊れやすい、脆い。
家具家電が壊れやすかったり、水回りに関してはすぐ詰まります。
日本にいる時のようにスムーズに過ごせることは少ないです。
舗装されていない道が多い
石畳は良しとしても、壊れてぐらぐらしたコンクリートや大きな穴など、舗装されていない道が多いので気をつけないと本当に危ない。
平らなコンクリートの道は少ないので歩きにくい。
ヒールで歩けないのがめっちゃ残念です。
スーパーの商品管理が雑
- 品揃え、陳列、在庫の補充など徹底されてない
- 野菜・くだものが腐っている
- 冷凍食品などの袋が破れている
- 液体が漏れている
- 卵が割れている
- 値札と商品が合っていない
- セール品のはずが値引きになってない
もう慣れてきましたが、海外のスーパーの商品ってこんな感じでめっちゃくちゃ雑です。
店員もスキャンした商品投げたりでダルそうに働いている人も多い。(やめてまえ)
なので『すべてよくチェックしてから買うのが基本』になっています。
日本ではありえないし、考えられないですよね。
運転が荒い
バス、タクシー、誰のどの運転も基本的に荒いので、本当に事故らないかいつもハラハラして落ち着かないです。
あとブレーキ。首や体がカックンカックンして毎回車酔いします。頭をつけても反動が強すぎて頭が叩きつけられるという。
日本を出て初めて、日本人の車の運転は世界一だと気づかされました。
家の造りがイマイチ
・歩くとギシギシ音が鳴る
・新築の家でも壁が薄いので隣の人の生活音が聞こえる
・床が平らじゃない
・塗装や壁紙が適当
など、家自体は日本と違って大きくて広くて良いのですが、造りや技術面がイマイチで残念。というのは珍しくありません。
これも日本では考えられないので初めはビックリしました。
地震大国というのもありますが、日本の建物のほうが他国より造りがしっかりしていて防音設備も整っています。
ユニットバス
個人的に好まないし、「なぜ別々にしないの?」と疑問しかない。
日本でもホテルや安くて古いワンルームの物件とかだとユニットバスが多いので慣れてはいるのですが、海外では家の作り自体がそうなのか、排水管の問題なのか、技術がないのか、どこの国へ行っても基本ユニットバスです。
このご時世、イヤじゃないのかな?なんとも思わないのかな?と疑問に思う日々、、、
シャワー浴びながらとか、バスタブに浸かりながらとかふとトイレが目に入ると蕁麻疹出そうになります。
網戸がない
網戸がないことで、虫が入ってくるのがいつも厄介です。
夏場の網戸なしはフル装備で挑んでます。
せっかくフレッシュな空気を取り入れたいのに、窓を開けるに開けれない。
網戸、全世界共通にならないだろうか。
換気したいけど虫が大の苦手な私にとっては取り付けてほしいなぁ。
日本と全く同じクオリティの物、サービスは無い
悪いところではないのですが、参考程度に。
もちろん国によって優れている点や劣っている点はありますが、日本は全般的にクオリティが高いです。
接客、食べ物、衛生面、商品、気配り、サービスなどなど、日本と全く同じクオリティの物事は皆無です。
なので絶望することや、腹立たしいこと、疲れることもあります。
要は期待してはいけないということ。
さいごに
今回は海外の良いところ・悪いところを紹介しました。
大きな空、広い空間でのびのびと自由気ままに生きれる環境がある一方で、
お湯が出ない、ブレーカーが落ちる、水が詰まる、野菜が腐ってたなんてハプニング・サプライズ盛りだくさんの海外。
観光やワーホリで日本に来た外国人が、日本の虜になって泣く泣く帰っていくのを何人も見てきました。
それくらい日本は便利で安くてクオリティの高い国。
その一方で、「日本は、旅行には最高だけど、働いてずっと住むのは絶対にイヤ」と外国人みんな口を揃えて言う日本。
いろいろ違って良いですね。
あなたはどっちに住みたいですか?
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき有難うございました。